ブログ

工事の様子を詳しく解説します!

屋根 雨漏り工事

雨漏りによる工事のご依頼です。

ここが雨漏りの原因箇所です。

写真中央に、白くスジ状に雨染みの跡がはっきりと残っています。

 

屋根の解体工事の様子です。

一見綺麗に葺かれた屋根でしたが、

瓦の下には同様の雨染みが多数見られました。

 

バルコニー工事

1日目 現地調査

「ベランダが傾いている」とご連絡を頂き、工事をさせて頂きました。
よく見ると、バルコニーを支える跳ね出し桁が垂れ下がってしまっています。

 

2日目 解体工事

跳ね出し桁は、中の材木まで完全に腐ってしまっています。(1枚目)
固定するための下地となる、建物の躯体も損傷が激しいです。(2枚目)

工事するまで、現状を“確実に”把握することはできないのがリフォーム工事の難しいところ。
だからこそ、会社選びが重要になります。

 

3日目 ジャッキアップ、アルミ柱施工

状況をお施主様へ説明し、今後の工事について相談。
(当初は跳ね出し桁を交換するつもりでしたが、耐荷重用に柱を立てることになりました。)

壁の穴をふさぎ、塗装致しました。
強力なジャッキでバルコニーを持ち上げ、水平になるよう、柱を施工しました。


3日目 完工


ありがとうございました。

屋根塗装のデメリット

雨漏りのお問い合わせを頂いたお客様。

こちらの屋根は、過去に一度、塗装をされたそうですが…




解体してみると、
雨水が、屋根材の隙間から吸い上げられた跡が。

野地板もブカブカに腐っています。

今回の雨漏りは、屋根塗装によるものである可能性が高いです。




本来、屋根材と屋根材の重なりには、適切な隙間があり、
それが雨水の侵入を防いでいます。
しかし、塗装された屋根は、その隙間まで塗料が入り込み、
必要な空間が埋められてしまいます。


 

上の写真を見ると、屋根材が被さっていた部分にまで
雨水が浸入していたことがわかります。

そこへ雨が降ると、「毛細管現象」を起こして、
屋根材の隙間へと吸い上げられてゆきます。

そして釘穴や釘を伝って、雨漏りを起こします。

下の写真の雨染みは、すべて釘穴から雨漏りを起こしたものです。




屋根の補修には、いくつかのな方法があります。
が、
「安く済むから」という理由で安易に屋根塗装を選ぶことは、
お勧め致しません。

5年10年と、長い目で見れば、塗装して済ませるということは、
雨漏りのリスクを抱えることになりかねません。

屋根は、雨風を防ぐ要となりますので、長い目で見て、
安心できる工事をお選びください。





» 続きを読む